腰痛予防に広背筋、大腰筋2
体幹部(骨盤を含む)で最重要なインナーマッスル(深層筋)大腰筋についてお話します。
大腰筋は腸腰筋の中の一部です。
起始部は第12胸椎から第1~第5腰椎の横突起と椎体と椎間板の前面に、そして付着部は大腿骨小転子に付着します。
大腰筋の働きは、大腿部を引き上げる・股関節の屈曲・脊椎の自然なカーブを支え、臀部の筋肉を引き上げる・骨盤の位置を正常に保つなどです。大腰筋の筋力が衰えると身体にどのような変化が起こるか
ここ何年かパソコンでの長時間の作業で猫背になる人達が多くなってきました。
原因は腰椎が後方へ反ることでバランスを取る為頭が前方へでて脊柱が前傾する。
下腹が出ると骨盤が後方へ回転すると内臓が下がる。
立位でのヒップのたれは骨盤が後方へ回転すると臀筋のトップの位置が下がる
腰痛の原因は腰椎本来のカーブが無くなるため脊柱を左右に曲げるなどの動作に対してバランスが取れなくなる事により腰に負荷が掛かる
少しの段差でつまずくことは大腿部を引上げる動作が困難になると膝を伸ばす大腿の筋肉も同じ様に衰えていくことによりすり足になる
腎臓疾患では腎臓の位置は大腰筋の起始部と同じ第12胸椎に有るため、大腰筋の影響を受けやすく、腎臓に負担が掛かることになる
骨盤がねじれや回転を起こすことで、血行が悪くなり、冷え性・むくみ・便秘・生理痛などあります。
大腰筋を鍛える日常でできる簡単な方法を紹介します。
背筋を伸ばし正しい姿勢を心がける
エレベーターなどを使わず階段を昇る
鉄道、バスなど一駅手前で降りて、歩く距離を長くする
日常の姿勢も、階段を昇る時も、歩く時も、オヘソの位置を意識してみて下さい
大腰筋は赤筋です。
赤筋は、身体活動中に脂肪を使って熱を生産するので、体脂肪の減量にも効果的です、それと毎日トレーニングしなくても、良い効果が表れるのが早いというデーターも出ています。
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