血糖のホメオスタシス
血糖値の恒常性(ホメオスタシス)は、血糖を下降するのは膵臓のβ細胞からインスリンが分泌される。血糖を上げるのはグルカゴン、カテコールアミン、コルチゾール、成長ホルモンなどが分泌される。
食後、血液中のブドウ糖(血糖)が上昇した場合、膵臓のβ細胞は血糖の上昇をただちに認識し、インスリンの分泌を増加させて血糖値を正常化する。逆に血糖が下がるとインスリン分泌を抑え、低血糖を防ぐ。血糖値の変動によってインスリン分泌が高まったり、抑えられたり二方向に調節される。と習う。
さて考え方をちょっと変えてみると、食べ物が胃に入ると自律神経の副交感神経が働き始めて胃、小腸などの消化器官を動かすことで食べ物が分解吸収されて血糖が急速に上がる。が、それを抑えるために視床下部から脳下垂体に指示が働き、脳下垂体から膵臓にインスリン(ホルモン)を分泌するように命令がされる。血糖はグリコーゲンに合成されて,肝臓や筋肉、皮膚、皮下組織に蓄えられる。これがホルモンと自律神経のホメオスタシスではないだろうか?
逆のパターンではどうか?運動をしている時は交感神経が働いている状況。血液中の糖(エネルギー)が減少して視床下部から脳下垂体に指示が働き、脳下垂体から血糖を上げる作用を持ったグルカゴン、カテコールアミン、コルチゾール、成長ホルモンなどが分泌され、肝臓や筋肉、皮膚、皮下組織に蓄えられたグリコーゲン、タンパク質、脂肪を分解し、血糖、エネルギーとなって血液中に放出される。
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