ばね指の患者さんの症例報告（患者本人のレポート）します。

40代男性

端末の入力・画面による表の確認など細かい作業がかなりの間続いていた。ある日目覚めると左中指がギクシャクしていた。

不明だったのでそのまま放置していると、握ったまま固まるようになってきた。

妻に言わせるとばね指とのことなので病院で診てもらうことにした。

インターネットで専門としているところを調べると近所にあったので行ってみた。

やわらかくこぶしを握ると何も起きないが、強く握ると中指だけが握った状態で動きもしない。

右手でひきはがすようにすると痛みを伴いながら伸ばすことができる。この状態を医師に見せた。

初期のばね指とのこと。

筋が炎症を起こし管状となっている筋の通り道で詰まっている状態。重ければその炎症が肉眼でもわかり手術もあるがその状態ではない。

固定をして使わないようにすることとストレッチを行ってくださいとのこと。

診療時間が終了に近づいていた（１時間以上も待たされたからね）ため、ストレッチは次回通院時と言われたが

さすがに食らいついてそのまま行ってもらうこととなった。

固定はテーピングで隣の薬指と一緒にするだけ。

ストレッチの講習と言いながら低周波治療器と温熱治療器にかけられた。

その後やっとストレッチについて指導があったが中指を右手でそらす運動と中指を曲げる初動作の時に右手で戻す運動を教えてもらった。

寝るときは固定をしてストレッチを行っていたが、固定によって薬指にも不具合が出るようになってきた。

千石鍼灸院では主に首の治療を行った。色々細かく場所を変えながら治療を行った結果、初日からばね指が引っかからなくなった。

残念ながら夜寝てしまうと元に戻ってしまうが通院を重ねる毎に引っかかりが無くなっていった。

さて、患者さんのお話から仕事上PCでの作業時間が長く猫背、前かがりの姿勢が常にある状態で頭の重みが頚椎５，６，７、胸椎１，２に負担がかかり炎症が起きてしまい手指への神経障害、血行が悪くなり指の屈伸運動がスムーズにできなくなった結果だと思われた為。

頚部の施術をおこない症状の改善をすることができた。

2016.06